ナンパ師の実体験を含んだお話

今までにあったことなかったこと。

初めての1人ナンパ/女子大学生/カフェ/【前編】

今日も街を歩く、昨日師匠に教えて貰ったことを頭で確認しながら声をかける女性を選んでいた。

夜の街、今日は金曜日ということで人も多い。涼しくて過ごしやすさもある。

何人かの女性に声をかけたが、連れ出すことはできずにいた。

 

「坊主かな。」(セックスができないのをナンパ業界では坊主というらしい)と思っていた。

 

そんな中、夜22時頃タリーズの前でメニューを眺めている女性を見つけた。

小柄で目が大きく可愛いらしい女性(以下こまちゃんと呼ぶ)だった。

「何と何で迷っているの?」と声をかけた。

 

「えぇ、まぁ、」と避けるように距離をおくこまちゃん。

「カフェよく来るの?◎◎って知ってる?」

 

「知らないです、、」

 

「そこのきな粉パフェがめっちゃ!美味しいんだけど、甘いもの好き?」(こまで甘いものが嫌いな人はあまりいないことを分かっての質問だ)

「まぁ、、好きです、、」

「じゃあ一緒に食べに行こう!お腹すいたし」ということで某カフェに連れ出すことに成功。

 

そこの店は床に円卓がおいてあり、ふかふかのマットが敷いていて女性に人気のカフェだ。

隣同士で座り、会話を弾ませる。

こまちゃんは大学3年生。タリーズにはゼミで使う資料を作るために寄ろうと思ったとのこと。

ゼミをまとめている立場にあるらしく、周りの子が全然ゼミに参加しない、やる気がないということで悩んでいた。ゼミの先生からもそのことで詰められ、上下からの圧があると話してくれた。

 

 

僕はそれに対して「大変だね」「頑張っているね」という相槌を打ちながら話した。

女性はただ話を聞いてほしいだけ、だから「こうしたらいい」とかそういう変なことは言わないようにしている。(そもそもそんな人に興味がないだけだが)

 

食べ終わって店を出ようとなったのが23時半。

このころにはこまちゃんともだいぶ打ち解けていて普通にいじったり、お互い名前で呼ぶ仲になっていた。

 

 

会話の中でこまちゃんは電車で来ているというと、終電の時間も12時10分ということもアプリで確認した。

 

確実に持ち帰るためにもう1軒誘おうと思った。終電を逃させるという男らしくないダサい手だが「ホテルへいこう」という勇気がなく言葉がでなかった。

 

店を出て少し歩き「もう一軒だけつきあってくれる?」というと

こまちゃんはうなづいてくれた。

終電に対するアウトはなく、この時にもう 今夜はいけるかも! という確信を僕はもっていた。

 

 

続く。